2014年11月10日月曜日

知らなかった一面

最近の私は、ジャムの試作ばかりしています。
今の季節の果物を、いろんなジャムにするのが楽しく、お気に入り。
そのままシンプルに、レモン汁と砂糖だけで煮るのももちろんおいしいのですが、
ハーブやスパイスや、果物同士のミックスとか、アプローチは何通りも!
そのたび発見ができて、料理って不思議で楽しいなあと、改めて感じるのでした。

いちじくとローズヒップのジャムは、見た目も美しく官能的。
おとなのジャムと一言でまとめるにはもったいないほど、一口食べると奥へ奥へ吸い込まれていくようなジャムにしあがりました。
ローズヒップの美しい香りや色といちじくの濃厚さが、手を取り合って、おいでおいでと引き込んでいくような、そんな感じ。
いちじくの知らなかった一面を見た、そんな感じ。

トーストにのせるより、濃厚なバニラアイスにかけたり、水切りしたヨーグルトにかけたりする方がお似合いです。
パンなら、クリームチーズと一緒にのせていただくとおいしい。
ワインのおつまみに、チーズと生ハムと、ジャムを添えるのもいい。

とはいえ、そのままスプーンですくっていただくのが一番しっくりくるかもしれません。
ローズヒップの実は、いちじくの果汁を吸い込んで膨らんで柔らかくおいしいのです。




ジャムの話ばかりになってしまいましたが、気が付けば秋から冬へ、また季節が移っていました。
庭の木々を見ると変化がよくわかります。
日が落ちるのが早くなると、夕方妙に焦ってしまいます。
真っ暗になればあきらめがつくのですが、暗くなる最中が苦手です。




最近、ブログはそこそこに、インスタグラム三昧です。
よろしければ
インスタグラムでもお会いできれば幸いです。
akimarimekkoで。
 



2014年10月10日金曜日

わたしのおもてなし

誰かをおもてなしすると決まったら。
まず最初に考えるのは、どんな空間でお迎えしよう?ということ。

どんなクロスで?
どんなテーブルで?
どんなテーブルウェアで?
テーブルはテラス側に寄せて、窓の向こうの木々を眺めようか?
どんなお花を飾ろうか?

などなど、尽きません。
楽しい。

そして料理はどうしようか?

先日は、久しぶりの大切な友人、
よく会う友人と3人でランチのおもてなし。
おもてなしといえど、今回は分担制で、
私が料理と空間(というか、場所が我が家でした)担当で、
お花とケーキ担当の人、パンと飲み物担当の人。
楽ちんで楽しいのです、分担制。

テーマは「秋は森の中で」。

料理は、

にんじんとレンズマメ、生ハムのサラダ
ねぎのマリネ
ルッコラとモッツァレラのサラダ
カリフラワーとアンチョビーとドライトマト

さつまいものスープ

ロールキャベツ

楽しいひと時はあっという間に過ぎます。
秋晴れの気持ちのいい午後だったので、テーブルをテラス側に寄せて。
森とまではいかないまでも、木々を眺めながらのランチタイムとなりました。

お誕生日のお祝いも一緒にしました。


以前は、自宅でレッスンをしていたこともあり、おもてなしは日常のものでしたが、最近はときどきになりました。
その、ときどきのおもてなしも、気心知れた友人がほとんどなので、きりりと緊張感のある(いい意味で)おもてなしらしいおもてなしは、とっても久しぶりだった。(とは言っても、緊張感のあるおもてなし!というほどの気を張ったものではなかったのですが、久しぶりに我が家にお招きする方がいた、という意味で)
久しぶりでもやっぱりとても楽しくて、何日も前からあれこれ準備するものわくわくしました。

やっぱり私はこういうことが好きなようです。


 
 
 


2014年10月5日日曜日

なんてことない時間

1週間のうちで1日は、何も予定を入れずのんびりと過ごしたい派です。
朝のうちに家事を済ませて、そのあとゆっくり読書するもよし、たまった録画やDVDを見るもよし。
時間を気にせず、日が暮れる手前までたらっと過ごしたい。

たまに気が向いて、インテリアをいじりだして小規模な模様替えに発展したり、お菓子やパンを作り始めたりすることもありますが、それらはなんだか家事の延長線上のような気がして、なんだかほんの少しもったいない気分になるのです。
何がどうもったいないのかはわからないのですが。

写真の美しいインテリア本を眺めながらの午後は、おいしい紅茶とチョコレートをいただきます。
デルレイのチョコレートはいただきもので、この時間のために置いておきました。
マンガを読むときは、もち吉のサラダせんべいとほうじ茶の組み合わせ。
ミステリーを読むときは、コーヒーとシュークリーム。
この時においてだけは、シュークリームはバニラビーンズなんて入っていない、ちょっとレトロなものがしっくりきます。
ファッション誌をぱらぱらするときは、フレーバーティーとマロンパイを。
マロンパイは16区のマロンパイ。

と、こんな具合に読書の場合は本によってお茶とお菓子のセレクトも変えたりしながら楽しむのがお気に入り。
日によってはクロスやテーブルウエアも変えて遊んでいます。
DVD鑑賞もしかりです。

こういう、なんてことない時間はあっという間に過ぎて、夕方、少し暮れた部屋の中で、ああ今日1日だらだら過ごしてしまったなあ。。。なんて思うのだけれど、そういう時間がないと私はうまく回転しないようです。
ここ3年ほどで気付きました。

今日のお茶はフォートナムメイソンのロイヤルブレンド。
お菓子は、デルレイのチョコレートなんてあっという間に食べ終えてしまったので、仕方がないので冷蔵庫にきんきんに冷えていた小枝を添えます。
でも小枝、おいしい。


 
 
 
 
 

2014年9月18日木曜日

プルーンの法則

クローゼットの中を秋冬にシフトしたものの、まだまだ日中は夏の続きのような日々です。
それでも八百屋さんに行けば、あちこちで秋が見受けられて、ほっとしてうれしくなる。

秋は果物もたくさん。
果物を見れば、すぐにジャムにしてしまいたくなるのです。
先日はプルーンが一盛り300円で売られていたので、喜び勇んで買い込んで、さっそく夜に煮ました。

プルーンを見た時に、シナモンスティックと一緒に煮て、ジャムにしようと頭の中で決めていた。
なのに、21時過ぎ、キッチンでシナモンスティックがないことに気付きます。
仕方がないので路線変更、合うか合わないかわからないけど、大好きなローズマリーと、国産のグリーンレモンを一緒に煮てみました。
煮ているそばから、ローズマリーのいい香り!

出来上がったのは、プルーンジャムの概念を覆すような、ルビー色したきらきら乙女なビジュアルのジャムでした。
シナモンがなかったから出会えた、乙女ジャム、あつあつのうちに、冷たい水切りヨーグルトにたっぷりかけていただきました。
チョコも、ケーキも、クリームも大好きな私ですが、この瞬間だけは、甘いものの中でジャムが一番好きだ、と心から思うのでした。


プルーンって。
果物だけど果物の印象がどういうわけか私の中では薄いというか、なんというか、果物チームの別枠的なイメージだったのです、勝手ながら。
その理由は、果物としての、そのもののプルーンを見るよりも、加工品のプルーンを見ることのほうが多いからかもしれません。
ジャムにしたのも今回が初めてだったのですが、こんなに美しくてこんなにおいしいのなら、もっと早くに出会いたかった!生のプルーンに!

昔から私は、最初に会った時の印象がそれほどよくない人とほど、その後、ずっと、長く深く仲良くなるパターンが多かったのですが、今日からはこれをプルーンの法則と名付けます。
どうなんだかなー、とか、仲良くなれそうにないかも、なんて思う人ほど、のちのちいいところがたくさん見えて、どんどん大好きになってどんどん仲良くなる、そして生涯の友になったりする。
この法則は、まだまだこれからの人生にもたくさん登場するかもしれない、と思うと、わくわくする秋の夜長でした。




2014年9月7日日曜日

夜のお菓子作り。

夜、お菓子作りをするのは、何か秘密のミッションを遂行しているようで、一人で勝手にわくわくします。
普段は、20時以降に何かを食べると、翌朝、胃が重く感じられるので(そうなってきた、ここ何年かで)夕食の後はほとんど何も口にしません。
なので、遅い時間にお菓子作りをしても、味見も、アツアツを試食することもないのですが、
部屋中に(しかも暗い部屋中に)甘い、いい匂いが広がって、そのほんわかしたお昼間感満載な風景が、真夜中にあることのギャップを自分が作り出していることが楽しくなります。

出来立てを写真に収めようにも、やはり自然光で撮るほうがおいしそうだし、なので結局写真さえも撮らないし、
出来立てをご近所の友達におすそ分け、なんてことも、夜だしできない。
それでもときどき、夜にお菓子を作るのは、ただただわくわくしたいからなのかもしれません。

久しぶりに作ったバナナマフィン。
バナナはそのままではあまり食べない私ですが、こうして焼き菓子にすると途端に大好きな果物になります。
朝ごはんにぴったり。


夏の終わりからずーっと雨や曇り続きでしたが、ようやくいいお天気の日が増えました。
やっと晴れたね、とか、朝晩涼しくなったね、とか、顔を合わせた友人や知人と、お天気の話をすることが最近多くなった気がします。
天気や気候の話をよくするようになるなんて。
私も随分大人のど真ん中に来たものだ、とふと思う秋の夜。
結構前から、立派な大人だけど。


 
 
 
 
 
 

2014年8月17日日曜日

まざりあうことでまたおいしくなる

お盆が終わると、夏が終わってしまったような気持ちになり、さみしくなります。
そう思って空を見上げると、雲も、もくもくした力強そうな夏の雲と違って、心もちほわほわとしたまばらな秋の雲にシフトしているように見えました。

料理を、趣味として、だけでなく仕事としてもしていた時期は、一日中キッチンに立っていることもよくありました。
今は、仕事として、は一旦お休みで、家事としての料理と、趣味と半々といったところ。
なので、キッチンにいる時間も少し減りました。
あれこれ珍しい調味料や食材を使って、時間も手間もてんこ盛りかけて、半ば実験?とも思えるような料理の時間と違って、今はささっと、シンプルに、が信条。
一皿にあれもこれも盛り付けてミックスする感じ、以前はあまり好まなかったのですが、最近はすっかりお気に入りでよくやっています。
色の組み合わせも考えつつ、味が隣り合って混ざってもおいしくなるような配置で、ああでもない、こうでもないと盛り付けるのは楽しい時間です。

ある日のお昼ごはん。

ポテトサラダは隣のにんじんのラぺと混ぜて食べてもおいしいし、ラタトゥイユはソースのように隣のハーブソーセージに乗っけて食べるといい感じ、といったように、混ざり合うことでまたおいしくなる盛り付けは素敵。


柄の食器はこれ一枚でいいかも、と思うくらい好きなparatiisiは、どんな料理をどのように盛り付けても、たいてい美しく決まります。
色違いで、最近は新色もでていますが、基本はこのblack paratiisiが大好き。
一生好きで使い続けるであろう一枚です。

暑い夏は苦手ですが、でも夏が終わるのはさみしくてもっと苦手。
いつまでもずっと、一日が長ければいいのに。
7時になってもまだ外が明るいと、なんともいえない得した気持ちになれます。
今日もまだ、外はとても明るいです。


 
 
 
 

2014年8月11日月曜日

思考まで甘く。

うっかりすると、あっという間に一月経過します。
もうすぐお盆、というとこまで夏が過ぎました。
夏休みもあと少し。

暑くなると食欲が落ちるのは毎年のことですが、今年ももれなくそうなりました。
麺類か果物はいつ食べてもおいしいと感じますが、他はむらがあります。
ふとした時に、ステーキが食べたくなったりもしますが、普段は少しの肉と魚、あとは野菜と果物たくさんで、というのが日常です。
とは言っても、まったくもってベジタリアンではありません。
桃と梨とマンゴーをかわりばんこに食べたら、思考まで甘くなった様子、いつもよりいろんなことにやさしくなれた気がしました。

ここ2,3日は台風の影響もあって朝夕は少し肌寒いほど涼しかった。
なので、久しぶりに温かみのあるどっしりしたスープが食べたくなりました。
この時期はスープは冷製か、温かくてもさっぱりとしたものを作ることが多かったのですが、今日はクラムチャウダーを。
長野から送ってもらった採れたてのとうもろこしもたくさん入れたら、モザイクスープのように美しくなりました。




2014年7月16日水曜日

いろいろな色で

もともと、好みの幅がわりと決まっているほうです。
服にしても、インテリアにしても。
そんな私ですが、ここ何年かは、ことファッションに関しては少し変動がありました。
基本的に、白、黒、ネイビー、グレーが定番色なのは以前から変わりませんが、差し色として使う色が最近増えました。
イエローやピンク、グリーンが多い。
淡い色より、ぱきっとしたあざやかな色が好きです。

一日、一日と、夏の深みにはまっている今のような時期には、レモンみたいなイエローが着たくなります。
どんよりした曇り空のときはなおさら。
きれいな色は、着ていて元気になれます。
そして翌日洗濯して干した様子を眺めても元気になれる。

白い食器に、あざやかな色の料理を盛るのも好きなことの一つ。
トマトとにんじんのスープにブーケサレをぱらり。
絵のように美しくおいしい一皿。
こちらも、見ても、食べても元気をもらえます。

2014年7月13日日曜日

チャーハンについて  私のセオリー。

家庭でのチャーハンの位置づけ、といえば、私にとっては週末のお昼ごはんがしっくりきます。


さあ!今日はチャーハン作るぞ!と、意気込んで作ることはあまりなく、なんとなーく、ありあわせのもので作ってみるか!みたいな感じがほとんどなのです。

今日の私のお昼もそんな感じ。
冷蔵庫を見渡して、あるものを総動員して作ったのはキムチチャーハン。
ねぎも、みょうがも、しょうがも、小口切り、もしくはみじん切りして瓶にストックしてあったものを使い、ベーコンもたまたまほかの料理に使おうと細切りにしてあったのを使用、包丁を全く使わず完成したことが、なんだかちょっと達成感です。
おまけにとても急いでいて、時間がなくてばたばた作ってみたら、なんと10分で完成。

できあがったキムチチャーハンは、ぱらりとうまい具合の炒め加減で、とてもおいしかったです。

チャーハンは、ありあわせの材料で、バタバタ慌てて作るに限る。
必ずおいしくできます。
これが私のチャーハンについてのセオリー。



どこにも出かけなかった週末、雨が降ったりやんだりするのを横目に、ソファーで本を読みふけりました。
ときどきごはん、ときどきおやつ、そしてまた読書。
雨の音や湿った空気も、読書にぴったりのシチュエーションで、なんとなーく一日薄暗い天気でしたが、それはそれで心地よかった。

夕方になると翌週のためのストックレシピを仕込みたくなります。
塩漬けにした豚のかたまり肉を煮込みにして、豆をゆでて、ミニトマトはまとめてセミドライにしよう。
ハーブコーディアルがもうすぐなくなりそうなので、作っておかなければなりません。
お酒も甘いジュースもほとんど飲まない私の、この時期の主な飲み物は、水か麦茶か、アイスティー。
アイスティーにほんの少しコーディアルで甘さを加えてお風呂上がりにいただくのが至福の喜び←(小さい!?)なのです。

梅雨明けまでもう少し。






2014年7月10日木曜日

並べて眺める

明日は超大型の台風がやってくる、と、仕事やら学校やらの休みが決まった昨夜から、思いがけずできた時間でジャムを作ろうと目論んでいたのです。
朝起きると、外は普段よりもむしろ穏やかな様子でしたが、いやいや、これから嵐が吹き荒れるはずだと、いそいそと家事を済ませ、今日は一日籠るんだぞ!と気合を入れて朝食を摂りました。

先日の梅のジャムに続き、今日はすももジャムを作りました。
すももじゃむは今季2度目です。
前回は、すもも×ローズマリーのジャムを作りましたが、思ったよりローズマリーフレーバーは出ず、ほんのり、気付くか気づかないか程度の風味に終わりました。
今回は、すもも×ばら×ローズヒップのジャムです。
前回の反省点を踏まえつつ、煮出すときに加えるハーブの量を少し多めにしてみました。
すももの甘酸っぱい未熟な感じの香りと、ばらとローズヒップの大人の成熟した香りが合わさって、煮ている間に広がる香りのいいこと!
気体だけですでに成功の予感です。
私は以前から勝手に、色の近い野菜や果物の組み合わせは絶対に合う!と思っているのですが、今回もその通りです。

私は個人的にすももの皮がとろけた状態が大好きなので、ジャムは種だけ取り除いて、皮も一緒に煮込みます。
出来上がったジャムは、とろとろつやつやぴかぴかの、それはそれは美しい色のジャムでした。
さっそく昨晩から準備していた水切りヨーグルトにかけていただくと、予想通り、いえ、予想以上の私的すももジャム史上最高のおいしさ。
未熟と成熟が一緒になった、オトナこどもな、すももジャムのできあがりです。

料理は好きですが、こと瓶詰の保存食を作るのがどういうわけかある時からとても好きになっていました。
瓶詰の中でも一番テンションが上がるのがジャムです。
果物の下ごしらえをするのも、砂糖をまぶして少し時間をおいている間も、いよいよ火にかけてコトコト煮るのも、出来上がって瓶に詰めるのも、どの作業も楽しくて、他のどんなこともやる気が起きないときでも、ジャムを作れば気持ちが落ち着きました。

出来上がったジャムを食べるのももちろん大好きですが、一番好きなのは、ジャムの瓶を並べて眺めることかもしれません。
自然の果物の色は何ものにも代えられないほど美しく、そしてそれは保存がきくため、しばらく並べて眺めることができます。
私にとってジャムは、おいしい食べ物であると同時に、美しいオブジェでもあるのです。

今日もキッチンに色とりどりのジャムが並んでいます。


2014年7月6日日曜日

今日も明日も明後日も

梅雨の割に、雨の日が少ないなー、と思っていたら、ここにきて連日の雨日和です。
朝からどんより暗い景色ですが、雨にぬれたあじさいがとても美しくて得した気分になれました。

料理教室していたころは、毎月のメニューを考えたり、盛り付けも、いつも新しいことを探していたように思います。
ここしばらくは、自分と家族、ときどき友人のために料理を作るので、いい意味で力が抜けた気がします。 新しく、きらきらおしゃれで、はっとみんなが釘付けになるようなテーブルや料理も、今も好きですが、いろいろそぎ落とされた、シンプルの行きつく先の料理やテーブルにとても興味があります。
もともとシンプルで、どちらかというと男性的なセンスが好みの私ですが、さらにその気が加速しているのかもしれません。

雨の週末、ちょっと肌寒いくらいなので久しぶりに煮込み料理にするとします。
塩豚のアルザス風の煮込みは本当に好きな料理。
今日も、明日も、明後日も、ずっと食べ続けたくなる。
翌日は豆を入れてスープにしたり、ご飯を入れてリゾットみたいにしてもおいしい。
あまりものリメイク、という響きはあまりきゅんとときめくことがありませんが(趣旨としては好きです)、煮込みにおいてはこうして翌日、その翌日とつながって美味しくなっていく感じはとても好ましく思える。

おいしいパンと一緒だとなおうれしい今日の献立。
粒マスタードをお忘れなく。


2014年6月15日日曜日

甘夏とメリッサ

ジャム作りはもともと大好きでしたが、最近は以前に増してせっせと作っています。
めずらしい果物の組み合わせで作ってみたり、ハーブと組み合わせてみたり。
ジャムというよりコンポート?というくらい大ぶりの果肉をそのままさっと煮たものがこの頃のお気に入りです。

今が一番おいしい、旬の素材を使うのが一番の贅沢。

果物の組み合わせを考えるとき、味のバランスももちろんですが、私は出来上がった時の色のコントラストや、食感の違いも大切なポイントになります。
あとは、びんに入れた時のビジュアルも。
ガラス越しに見た時に、まるでアートのように美しいジャムが理想的。


今日のジャムは、甘夏とメリッサのジャム。
ハーブは細かいので不織布にくるんで一緒に煮ます。
初夏の、大人の爽やかなジャムになりそうです。





2014年6月8日日曜日

わざわざなこと、たくさん。

うっかりするとあっという間に一月が経ちます。
写真もあれこれ撮りためて、書きたいこともたくさんあるけれど、なかなか。

週末の朝ごはんの時間をゆっくり取れると、翌週いい感じにスタートが切れる気がします。
なんてことのないパンの朝食でも、盛り付ける器やクロスに気を配り、
意味もなく、わざわざなことをたくさんしてみると、楽しくなります。
バターを小さく切ってカッティングボードに盛り付けたり。
ドレッシングを作らずに、あえてテーブルで各自、オイルやレモン、塩をかけて食べるようセットしたり。

時間をかけて準備した朝ごはんを、時間をかけてだらだら楽しく食べるのは週末だからこその贅沢です。

2014年5月16日金曜日

夏の準備

久しぶりに髪をばっさり切ったら頭だけでなく、体も軽くなった気分でした。
今までと同じ服を着ても、雰囲気ががらりと変わってうれしい。
しばらく乗っていない自転車で出かけてみようかとか、ウォーキングを再開しようかとか(何年振りか!)そんなことまで考えてしまいます。
何より帽子が似合うようになりますね。
夏の準備をしたようでわくわくします。

ときどき無性に食べたくなるのは、揚げたてのドーナツ。
揚げたそばから一つ、もう一つと立ち食い、つまみ食いで、揚げ終るころにはお腹がいっぱいになっています。
ドーナツにはコーヒーがやっぱり合うのです。
たっぷりお砂糖が定番ですが、ジャムを付けて食べるのもおいしくて好きです。


 


新しくなってからはじめて、国体道路沿いのTSUTAYAに行きました。
ゆっくりお茶を飲みながら本を読むことができるお店が大好きな私ですが、ここのTSUTAYAがNO.1になりました。
3階の、建築とかデザインのフロアはどれだけいても楽しくて、時間を忘れます。
文芸書が1階になったのは意外で、しばらくうろうろ探し歩いてしまいました。
いつか、一日中本屋にいたい!というささやかな夢を持ち続けています。
(結構昔から)
ささやかだけど、なかなか叶わない夢です。


2014年4月30日水曜日

11時から

家の近くの行きつけの八百屋さんは、毎朝うきは(福岡の筑後地方の山間部です)まで朝採れ野菜を買いに行くため、八百屋の軒先に野菜が並ぶのは11時過ぎになるのです。
ややスロースターターな八百屋ですが、11時ちょい前に店の前に大きなバンがキキーッ、と停まって、荷台から続々新鮮な野菜たちが運び出されるのを、待ちわびたお客さんたち(もちろん私も含)が今か今かとぎらぎらした目で見守ります。
新鮮な野菜が並ぶそばから、手品のように、本当になくなっていきます。

つやつやでぴかぴかで、おいしそうな野菜ばかり。
この日のナンバーワン(私的に)は大根葉80円。
厚揚げと一緒に、さっと煮ていただきました。

福岡に住んで、野菜はほとんどそこの八百屋さんで買うようになりました。
朝採れたばかりの野菜が、その日の夜のテーブルに並ぶ幸せは、ささやかですが、今となっては私の日々に欠かせない日常。

というわけで、ある日の朝ごはんも、八百屋さんで買った野菜オンパレードでした。
いちごジャムのいちごも。
カルピスバターをたーっぷり塗って、そのまた上にはちみつをとろとろかけて。
朝ごはんの時間が楽しくてわくわくすれば、その日は必ずハッピーな一日になるように思えるし、時間の流れがゆっくりとするように感じます。


 
 

2014年4月20日日曜日

ローリエを一緒に

また、雨の週末。
いちごジャムを作ります。

ジャムを作るときに、ハーブを一緒に入れて煮ると、甘いだけじゃなくて爽やかな大人のジャムになります。
今日はローリエを入れて。

まず出来立てを、ソーダで割って一口。
そのあとは、ヨーグルトにかけて。
冷たいヨーグルトに、まだ温かいいちごジャムをかけて食べるのがとてもおいしい。

たくさん作って、おすそわけしましょう。



2014年4月13日日曜日

白と黒、オレンジのテーブルで


久しぶりに一日どこにも出かけない週末を過ごしました。
朝から雨もしとしと降っていたし、こもるにはうってつけの日です。
買い込んでいた本を積み上げて読書三昧。
読みかけの本の装丁が美しく印象的だったので、3時のおやつはそこからイメージを展開してみました。
オレンジピールのパウンドケーキと、ダマンフレールのアールグレイで、白と黒、オレンジのテーブル。
思ったようにピタリと決まってうれしい瞬間です。



2014年4月6日日曜日

早起きとグリーンピース

さやから出して、ゆでると、とても美しい色になるのが見たくて、グリンピースを買うのかもしれません。
豆ごはんにしたり、スープにしたり、マリネにしたり、どれもおいしくて大好きだけれど、一番好きなのはゆでた時の、あのグリーンなのです。
ふわふわ湯気をまとって、その中からくっきりはっきりとしたグリーンが見えたらもうそれだけで、グリンピースからいただく幸福は半分以上使い果たした気分なのです。

ゆでたてに、塩をぱらりと振りかけて、あつあつのうちに食べるのが一番おいしい。















春眠暁を覚えずで、ここ最近、たっぷり睡眠をとってもとらなくても、目覚めて1時間くらいは頭が働きません。
ならばと、前の晩から意気込んで、さらにたっぷり眠っても、やっぱり朝は眠たくて、出かけるときに「帰ってきたらまず2時間お夕寝をしよう!」と毎日心に固く誓います。
(とは言っても、帰宅するころには全く眠たくなくて全開になっているのですが。)
やりたいこともたくさんあって、しなくてはならないこともたくさんある中で、睡眠を優先すると、やりたいことをセーブすることになってしまって、それはそれでいいような、でももったいないような気がして、かれこれ10年くらいたちます。
雑誌などの特集で、「A子さんの一日」と題して、円グラフで、起床〇時、出勤〇時、帰宅〇時、就寝〇時、みたいなのがあると必ずチェックしてしまう私。
A子さんは、私より遅く寝て私より早く起きてるなー感心感心、と思ったりして。

早起きは何より苦手な私ですが、それでも早く起きた時に空気がきん!と澄んでいるのを感じるのは大好きで、その日一日とても丁寧に過ごしている気持ちになれます。
明日は早起きをして、グリンピースの美しい緑色を見て、新しい一日をスタートさせてみようかな。



 
 
 
 
 
 
 
 


2014年3月31日月曜日

ものは考えよう

週末にお友達が名古屋から遊びに来てくれました。
あれこれたくさんいただいた中に、久しぶりの大好物。
赤福です。

パッケージデザインも、上品なあんこもお餅も、記憶の中の大好きな赤福のまま。
あけたときの整列状態が美しくて好きです。

明日から、4月。
新しい年度の始まりです、
そして、2014年の1/3がもう過ぎたことに気づきます。
驚きます。

新しいスタート、が私は大好きです。
思うようにうまくいかないこと、遅々と進まないこと、
そういうことが、
日々を暮しているといくつもあります。
気付かないふりをしてみたり、気になって仕方なかったりするのですが、新しいスタート、というのにかこつけて、自分の中で一旦仕切り直しができる気がするから。

ものは考えよう。





2014年3月27日木曜日

保存食が好き

いつからか、保存食を作るのが趣味になっていました。
ピクルス、ジャム、コンフィ、ソース、などなど。
保存食ほど長く置かない、ストックレシピを作るのもとても好き。
冷蔵庫に、びんづめにされたそれらが並んでいる様子を見るのが何より楽しみになるのです。

今日はパテを作りました。
お肉のほかに、レンコンや豆、ハーブなどいろいろ入っています。
パテは使いまわしがきいて、あるととても便利なストックレシピの一つです。
持ち寄りなどでも喜ばれるし、運びやすいので重宝します。

そして私がパテを作る一番の理由は、何といってもビジュアルが好き!
特に焼く前の、この状態が好みです。
ハーブをあれこれうえに並べると、美しくてまるでなにか作品のようにさえ見えます。
さあ、今から焼くとしますか。


2014年3月25日火曜日

新しく

ねぎを静かにことこと煮て、柔らかくなったらマリネ液に漬けこんでねぎのマリネの完成です。
セルクルで成型したらとても美しい一皿になりました。
おいしいバゲットと、あとはワインでもあれば言うことはありません。

窓の向こうの、池のそのまた向こうに大きな桜の木があって、ここ何日かであっという間に咲き始めました。
借景の桜を見ながらリビングでお花見です。


長く続けていたブログを一旦クローズして、新しくブログをはじめました。
食べものののこと、その周りの空間のことなど、綴っていこうと思います。
これまで見てくださっていた方も、はじめましての方も、どうぞよろしく。